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タイムラプスとは
タイムラプスの機能
タイムラプスシステムは、内蔵カメラと顕微鏡を備えた培養庫の中で、胚の画像を10 分間隔で写真撮影を行い、その写真を連続で写すことにより動画のように見る技術です。これにより培養庫から胚を取り出さない、安定した培養環境での状態で観察を行っていくことができ、1~6日間にわたって個々の胚のタイムラプス動画の作成ができます。
タイムラプスのメリット
従来の胚の評価では、胚培養士が培養庫の中の胚を取り出し、2~6日間にわたって一定の時点で3~4回、顕微鏡で観察します。胚が培養庫の外に出ると、とても大きなストレスがかかります。タイムラプスは、培養庫内で観察ができるため、培養環境が向上するとともに、タイムラプスで胚の成長を継続的に観ていくことで妊娠しやすい胚と、しにくい胚の違いが分かると言われています。今までの限定的な回数での観察過程の結果より、情報が圧倒的に多くなるため、異常な分割や胚を見つけることが可能になり、最新のソフトウェアで、移植胚の順位をつけることができます。
中でも、当院の導入したEmbryoScopeは世界中で最も広く採用されているタイムラプスシステムです。臨床成績の向上も数多く報告されています。