2019年(令和元年)1月~12月 不妊治療成績
タイミング指導成績
年齢別 | 症例数 | 患者数 | 妊娠数 | 妊娠率 | 流産数 | 流産率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
症例 あたり |
患者数 あたり |
||||||
全体 | 613 | 232 | 47 | 7.7% | 20.3% | 7 | 14.9% |
39歳まで | 546 | 206 | 44 | 8.1% | 21.4% | 5 | 11.4% |
40歳以上 | 67 | 26 | 3 | 4.5% | 11.5% | 2 | 66.7% |
排卵誘発 | N | C・セキソビット | C+HMG | レトロゾール | HMG | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
人数 | 214 | 264 | 7 | 94 | 34 | 613 |
妊娠数 | 17 | 20 | 1 | 7 | 2 | 47 |
妊娠率 | 7.9% | 7.6% | 14.3% | 7.4% | 5.9% | 7.7% |
出産、又は妊娠中の方を調べました。
年齢 | FSH | AMH | 不妊原因 | |
---|---|---|---|---|
1番AMHが低かった方 | 37歳 | 6.1 | 0.73 | 卵巣機能やや低下 |
1番FSHが高かった方 | 39歳 | 11.3 | 3.14 | 卵巣機能やや低下 |
1番年齢が高かった方 | 41歳 | 10.4 | 2.43 | 卵巣機能やや低下、妻高年齢 |
妊娠するまで治療周期がかかった方 | 25歳 | 7.5 | 4.94 | PCO様(7周目で妊娠) |
妊娠するまで治療周期がかかった方 | 32歳 | 10.6 | 1.24 | 卵巣機能やや低下(7周目で妊娠) |
精液検査時、運動精子数が1番少なかった方 | 30歳 | 7.7 | 1.85 | 男性因子、運動精子300万 |
年齢 | FSH | AMH | 何周期目での妊娠か | 運動精子数 |
---|---|---|---|---|
31歳 | 7.8 | 4.7 | 2.5周期 | 約1億1千万 |
・タイミングで出産、妊娠中の方で、卵巣機能がかなり悪い方はいませんでした。
・不妊原因が男性因子で妊娠された方で、卵巣機能が悪い方はいませんでした。
・基礎体温が2層性になっている方は家で半年、排卵期は特に頻回にタイミングをとっていただき、それで妊娠しない場合はタイミングかAIHを2~3周期して、それで妊娠しなければ体外受精をするのが1番効率が良いと考えられます。
人工授精(AIH)治療成績
症例数 | 患者数 | 妊娠数 | 妊娠率 | 流産数 | 流産率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
症例 あたり |
患者数 あたり |
|||||
182 | 85 | 7 | 3.8% | 8.2% | 0 | 0.0% |
妊娠した方の不妊原因は、男性因子のみ3人、PCO1人、内膜症1人、卵巣機能低下・卵管因子・男性因子1人、原因不明1人、男性因子のみが原因の3名は新鮮精子のAIHで妊娠されています。
年齢は27~33人が6人、36歳が1人
⇒35歳以上の方はARTを検討して下さい。
年齢は27~33人が6人、36歳が1人
⇒35歳以上の方はARTを検討して下さい。
体外受精(C-IVF)顕微授精(ICSI)新鮮胚移植・凍結融解胚移植
採卵した 数 |
採卵した 人数 |
妊娠された 人数 |
採卵あたりの 妊娠率 |
患者さんあたりの 妊娠率 |
異所性妊娠 流産 |
異所性妊娠 流産の割合 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | 295 | 200 | 91 | 30.8% | 45.5% | 14 | 15.4% |
39歳以下 | 197 | 149 | 83 | 42.1% | 55.7% | 10 | 12.0% |
40歳以上 | 98 | 51 | 8 | 8.2% | 15.7% | 4 | 50.0% |
新鮮胚移植 をした数 |
妊娠した 人数 |
妊娠率 | 流産数 | 流産率 | |
---|---|---|---|---|---|
全体 | 57 | 9 | 15.8% | 1 | 11.1% |
39歳以下 | 27 | 7 | 25.9% | 1 | 14.3% |
40歳以上 | 30 | 2 | 6.7% | 0 | 0.0% |
凍結移植 した数 |
患者数 | 妊娠数 | 移植あたり の妊娠率 |
患者さんあたり の妊娠率 |
異所性妊娠・ 流産 |
異所性妊娠・ 流産の割合 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | 348 | 195 | 117 | 33.6% | 60.0% | 30 | 25.6% |
39歳以下 | 286 | 160 | 104 | 36.4% | 65.0% | 24 | 23.1% |
40歳以上 | 62 | 35 | 13 | 21.0% | 37.1% | 6 | 46.2% |
※妊娠は化学的妊娠を含みません。
※2020.3.17時点のことなので、今後2019年に採卵した胚の凍結胚を移植すると採卵あたりの妊娠率が上がります。
※2020.3.17時点のことなので、今後2019年に採卵した胚の凍結胚を移植すると採卵あたりの妊娠率が上がります。
出産、又は妊娠中の方を調べました。
採卵あたり | 平均年齢 | 平均AMH |
---|---|---|
出産または妊娠中 | 33.3歳 | 3.74 |
流産または妊娠反応陰性 | 38.2歳 | 2.26 |
【FSHが1番高かった方】
41歳、FSH30.6、AMH0.81 乏精子症で精索静脈瘤手術後の採卵で妊娠、出産されました。
【AMHが1番低かった方】
32歳、FSH8.6、AMH0.37 卵巣機能以外は不妊原因はなし
不妊原因ごとの妊娠率
■出産または妊娠中 ■妊娠反応陰性または流産
-
内膜症
-
PCO
-
卵巣機能低下
-
男性因子
-
クラミジア既往
卵巣機能低下が原因だと
その他の原因に比べ妊娠率が低い
出産又は妊娠中の方の平均の採卵回数 1.58回
その他の原因に比べ妊娠率が低い
出産又は妊娠中の方の平均の採卵回数 1.58回
当院の採卵の受精方法の内訳
-
受精方法
■体外受精 ■顕微授精 ■併用
当院は自然に近い体外受精が多いです。
採れた個数 | 人数 | 出産又は 妊娠中の人数 |
割合 |
---|---|---|---|
1~3個 | 64 | 1 | 1.6% |
4~10個 | 107 | 22 | 20.6% |
11~20個 | 95 | 47 | 49.5% |
21個以上 | 19 | 9 | 47.4% |
卵がたくさんとれた方が妊娠率が高くなります。
出産又は妊娠中 | 妊娠反応陰性又は流産 | |
---|---|---|
内膜の厚さ | 10.7 | 10.2 |
出産、又は妊娠中の方で1番薄かった方の内膜は
移植当日7.2mmでした。
出産、又は妊娠中の方の平均移植回数は2.3回でした。
移植当日7.2mmでした。
出産、又は妊娠中の方の平均移植回数は2.3回でした。