泌尿器科手術について
2021年までに不妊治療中に精索静脈瘤が見つかり手術をした人数は77人でした。
手術後に妻が妊娠された方は、39人でした。妊娠率は、50.6%でした。
手術が決まっても、順番待ちで、すぐ手術できない場合、その間の不妊治療などで妊娠された方が11人いました。
よって、手術前後に妊娠された方の割合は64.9%でした。
TESEは実施人数15人。そのうち、精子採取できた方が12人。手術後にICSIで妻が妊娠された方は5人でした。
精索静脈瘤の手術で大切なのは手術法です。精索静脈瘤には複数の手術法があり、医師によって異なります。
一般的な手術は、温存できる動脈・リンパ管・神経も少ないため、身体への負担が大きかったり、合併症や再発率が高かったりするのが問題です。
当院が行っている顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術は血管(動脈・静脈)・リンパ管・神経を1本1本分離するため、大切なものが全て温存され、合併症もほとんどありません。
当院の手術を担当する岩端威之先生は、獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンター にて国内大学病院の中で1,2の臨床数を誇る男性不妊手術件数を担当しています。男性不妊の最前線で活躍されていて、丁寧な手術でとても有名です。