最新の世界の論文を紹介します。
Fertil Steril April
・論文では、配偶子の質を高める確実な方法はない。
「確実な方法はありませんが、当院では、ビタミンD、亜鉛、アグリマックス、エレビット、メラトニン、DHEA、ARTサポート、ヒシエキス、漢方など、患者さんと相談してお出ししています。気になる方はご相談下さい。」
・卵巣予備能が低い場合は、体外受精を繰り返すとよいという可能性がある。
・新鮮胚移植の内膜の厚さは、10~12㎜までは、厚くなるほど生児出産率が有意に増加する。
・凍結融解胚移植の内膜の厚さは、7~10㎜までは厚くなるほど生児出産率が有意に増加する。
・内膜の厚さが6㎜未満の場合は、新鮮胚でも凍結胚でも生児出産率の劇的な低下と明らかに関連していた。
「当院では、内膜が薄い方に関しては子宮内膜にPRPを注入することができます。詳しくはhttps://www.iwahata.jp/prp/をご覧ください。ただ、保険治療では行えないため、採卵から自費の治療となります。その他、アグリマックスというサプリメントが効果があるという報告があります。」
・胚盤胞移植の方が妊娠率が高い。
「保険で移植できる回数が限られていますので、現在は胚盤胞まで培養されている方がほとんどです。」