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不妊の原因 半数は男性に(2020年1月20日 日本経済新聞より)

 2020年1月20日の日本経済新聞の抜粋です。

 男性が生殖能力を知る機会は女性より少ないが、男性不妊に目を向けるのも大切だ。早い時期から男女で一緒に取り組むことが時間や費用、心身にかかる負担の軽減につながりそうだ。

 リクルートライフスタイル(東京・千代田)の調査によると、子供を望む男性約2800人のうち、不妊の半分は男性に原因があると知っている人は46%にとどまった。本人またはパートナーが精液検査を「受けていない」と答えた人は75%で、理由は「自分に問題があると思わないから」(38%)が最多だった。

 不妊治療をめぐる議論はこれまで、母親になる女性の高齢化が中心になっていた。最近の研究では男性の年齢も重要視されている。

 獨協医科大学埼玉医療センターの岡田弘医師と岩端威之医師らは、「男性不妊の集団では、加齢によって精子機能が低下していると考えられる」との研究結果をまとめた。男性不妊外来を受診した66人の精子を調べると、35歳以上の男性は実際に子供が生まれた男性と比べて、精子が卵子を活性化できる確率が明らかに低かったという。加齢に伴いDNAに傷がついている精子が増えるため、自然妊娠や人工授精での妊娠がしにくくなる可能性がある。

 当院では、獨協医科大学埼玉医療センターの岩端威之医師による男性不妊外来を月2回行っております。

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