第37回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加しました
講演の内容の一部です。
精索静脈瘤
男性不妊の原因の一つで、男性の5人に1人が罹患しているそうです。罹患者すべてが精子数が減少するわけではないのですが、質の低下は起こるということでした。不妊専門の泌尿器科で診察を受け、手術が必要になるケースもあります。術後、精子数は変化しなくても、質の上昇がみられる場合があるようです。
特別養子縁組
普通の養子縁組と異なり、実子として戸籍に入る制度です。日本では家庭に恵まれない子の97%が施設で養育されるそうです。先進国の多くは、里子や養子として家庭に入ることが多いそうです。
タイムラプス
タイムラプスを開発した医師の報告です。開発当初は、胚の時系列解析が可能になり、妊娠率の向上につながると考えていたそうですが、多くの症例の観察、解析を行った結果、胚盤胞移植はやめて、すべて初期胚移植だけにしたそうです。
当院でも、外で長く培養するより、お腹の中の方がよいのではないかと考えていて、体外受精をはじめた16年前から初期胚移植をおすすめしています。
今後も頑張って勉強し、皆様への治療に役立てられたらと思っております。